コーポレートサイトに必要なページとは?【現役Webディレクターが解説】
これまで多くのWeb担当者の方からご依頼いただいてホームページの制作を担当させていただきましたが、ご依頼されるWeb担当者の方でもさまざまなタイプの方がいます。
例えば、WebマーケティングやSEOに興味をお持ちの方やWebに関する知識を持っている方。
こういった方はWebでの集客を目的としており、ある程度の共通認識がお互いの中であるので比較的スムーズに制作を進めやすい傾向があります。
しかし、ご依頼される方の中にはそういったWebやITに関する知識があまりない方も当然いらっしゃいます。
そういった方の中には、「ホームページについてはプロに任せるからあとはよろしく!」という方がいますが、良いホームページを作る上ではご依頼されるWeb担当者の方の協力が必要不可欠です。
お客様のサービスの特徴や優位性を最も理解しているのはご依頼主様だからです。(当然Webディレクターも理解すべきですが)
そのため、今回はWeb担当者の方向けにこれだけは押さえておいてほしいコーポレートサイトに必須のページとは何かを現役Webディレクターが解説していきます。
制作会社に依頼する前に確認しておくべきポイント
まずはホームページ制作会社に依頼する前にWeb担当者が確認すべきポイントを簡単に解説していきます。
01.目的の明確化
コーポレートサイトをつくりたい、もしくはリニューアルしたいと考えた理由は何かを明確に社内で共有しておきましょう。
これまでの経験の中でコーポレートサイト制作のご依頼の中で多いのは下記の3つです。
- 集客を強化したい
→ページ内コンテンツの充実化やSEO対策を行なって、ホームページからの問い合わせ件数を増やして売り上げを伸ばしたい
- 採用を強化したい
→採用活動用のページを設けることで、わかりやすく事業内容や労働環境をアピールすることで求職者からのエントリーを獲得したい
- 名刺代わりとして活用したい
→ホームページを持っていないので信頼性向上のためにもコーポレートサイトをつくりたい
コーポレートサイトに限らず、ホームページをつくるうえでは”目的”が制作の核となりますので、社内でしっかりと共通認識を固めておくことで後々のトラブルを避けることができます。
02.予算の確認
こちらについては言うまでもないですが、コーポレートサイトをつくるうえでの予算をしっかりと定めておきましょう。
理由としては予算によって制作を依頼する媒体や相手が異なってくるからです。
例えばコーポレートサイトをつくるうえでの予算が10万円だった場合は、制作会社への依頼は難しいためクラウドワークスやココナラといったクラウドソーシング系のサイトを利用してフリーランスの方に依頼することになるかと思います。
反対に予算が100万円以上確保できるのであればより安心できるWeb制作会社へと依頼することができるでしょう。
そのため、目的や重要度から予算を設定して適切な依頼先へ問い合わせをしましょう。
コーポレートサイトに必須の5ページ
それでは本題のコーポレートサイトに必須のページとは以下の5ページです。
- トップページ
- アバウトページ
- 事業内容ページ
- 会社概要ページ
- 問い合わせページ
一つずつ解説していきます。
トップページ
トップページの役割としては本でいうところの目次にあたるので、各ページへの導線を意識してつくる必要があります。
また、トップページの一番上部分がサイトに訪れた際に最初に目に付く箇所(メインビジュアル)なので、ユーザーに対してどのように見せたいかを意識した上での制作が求められます。
アバウトページ
アバウトページは事業内容や会社としての方針などを紹介する、コーポレートサイトの最も重要なページになるので、しっかりと掲載内容を吟味した上で制作する必要があります。
アバウトページに掲載するコンテンツとしては企業理念や想い、簡単なサービス内容や取扱商品や自社特有の優位性や特徴を紹介を掲載するようなページです。
サービス内容については事業内容ページと重複する部分がありますが、イメージとしてはアバウトページでサービスについて簡単に記載して、より詳しいサービス内容については事業内容ページで掲載するといったイメージです。
事業内容ページ
事業内容ページでは、提供しているサービスや商品の特徴や優位性をアピールするようなページになりますので、他社と比べて優れている点や実際に利用いただいたお客様からの声などを掲載することで問い合わせや資料請求などのCV(コンバージョン)につなげることができます。
会社概要ページ
会社概要ページには、おもに企業理念や代表者の挨拶、会社の規模などを表す会社概要を掲載します。
このページについてはコーポレートサイトとしての信頼性を得るためにもより多くの情報を掲載することが望ましいです。
例えば、代表の挨拶と合わせて顔写真を掲載したり、会社概要の項目にも従業員数や売上高などを掲載しておくと、透明性のある会社だとアピールすることができます。
問い合わせページ
最終的なゴールは問い合わせをいただくことなので問い合わせページはどんなホームページでも必須です。
逆に問い合わせページがなければただの一方的な情報発信用のツールになってしまうので、それであればSNSやユーチューブなどを活用した方がコスパ的にもおすすめです。
問い合わせページをつくる際にはできるだけ入力項目は少なくするようにしましょう。
入力項目が10個以上あると途中でユーザーが離脱してしまう傾向が高くなります。
せっかく問い合わせしようと思っても途中で離脱されては勿体無いので、問い合わせ項目は多くても8個までに抑えるようにしましょう。
まとめ
今回はWeb担当者向けにコーポレートサイトに必須なページについて解説していきました。
コーポレートサイトを制作する担当者の方にとって少しでも有力な情報を提供できたら幸いです。