WordPressを独学で学習するステップ【小学生にもわかりやすく解説】
はじめに
最近ではWEB系の副業が主流になってきており、そんな中でWordPressで稼ぎたいという方も増えてきています。
しかし、WordPressを使いこなせるようになるにはさまざまな言語やWEBに関する知識が必要であり、どこから勉強すれば良いかわからないという方も多いかと思います。
そのような方のために今回は、WordPressのおすすめの勉強方法や基本的な使い方などを紹介します。
WordPressの学習をはじめたばかりの人が気になるよくある疑問についても解説しているので、ぜひ最後まで読んでください。
WordPressの特徴
WordPressというのはCMS(Contents Management System)と呼ばれるシステムであり、簡単に言えばHTMLやCSSなどの専門知識がなくてもWEBサイトをつくることができる仕組みのことです。
WordPressについてはこちらの記事で詳しく解説しているので、まずWordPressについて知りたい人はこちらの記事を参考にしてください。
WordPressとは【小学生にもわかりやすく解説】
WordPressに関するよくある疑問
WordPressを勉強するうえでよくある疑問と回答をまとめてみました。
- WordPressは無料で使えるの?
- どれくらいの学習期間が必要?
- WordPressの勉強前に必要な勉強は?
- WordPressを身につけた後に学ぶといいものは?
- WordPressで案件を獲得するためには?
ひとつずつ解説していきます。
WordPressは無料で使えるの?
結論からいうと、WordPressは無料で利用できます。
しかし、有料のプラグインやテーマを利用する場合やWordPressでつくったサイトをインターネット上に公開するためにはサーバー費用やドメイン料金などが発生します。
WordPressの学習環境の構築自体は無料でできるので安心してください。
WordPressの学習期間はどれくらい必要?
結論から言うと人によります。
1ヶ月で使えるようになった人もいますし、半年間学ぶような人も中にはいます。
ただ、だいたいWEBの知識が全くゼロの状態の人でも、しっかり勉強時間を継続していれば3ヶ月程度でWordPressについてだいたいのことはわかるようになると思います。
WordPressの勉強前に必要な勉強は?
WordPressを学ぶ前に知っておきたい知識としては、下記は最低限押さえておきたいポイントです。
- HTML
- CSS
- PHP
- サーバー
- ドメイン
HTMLやCSS、PHPに関しては基本的な文法や書き方がわかっていれば問題ありません。
実際にコードを書く際は自分で調べながら構築できれば良いので基礎的な部分がわかっていればOKです。
サーバー、ドメインに関しては、実際にWordPressでつくったサイトやブログをインターネット上に公開する際に必要になるため、レンタルサーバーに申し込んだり独自ドメインを取得するなどの経験は最終的にはあったほうが良いです。
WordPressを身につけた後に学ぶといいものは?
結論は以下です。
- JavaScriptやPHPなどのプログラミング言語
- SEOなどのGoogleAnalyticsやSearch Consoleを活用したWEB解析
- オウンドメディアの運営を通したマーケティング
WordPressが一通り使えるようになったあとは、JavaScriptやPHPなどのプログラミング言語を学べばプログラマーとして活躍できる場が広がりますし、GoogleAnalyticsやSearch Consoleなどの数値からWEB施策の提案などができればWEB解析しとして活動できます。
さらにWordPressを使って自分のブログやサイトを運営してSNSなどからの集客を学ぶことでWEBマーケティングの知識も活用できるでしょう。
WordPressで案件を獲得するためには?
WordPressでサイトがつくれるようになったらランサーズやcoconalaなどといったクラウドソーシングのサイトに登録して営業していきましょう。
営業する際には実績としてポートフォリアがあったほうが案件獲得につながるので、自分で架空のサイトなどをつくって提示できるようにしておきましょう。
WordPressの勉強方法
なかにはどうやってWordPressの勉強をしたらわからない人もいるかと思います。
そんな人には下記のような勉強方法があるので、実際に試してみて自分に合った勉強方法を見つけてください。
- 参考書を読む
- 学習サイトを利用する
- プログラミングスクールに通う
参考書をよむ
WordPressは世界的に利用されている人気のCMSなので、紙媒体の教材が数多くあります。
もちろんインターネット上にも豊富な情報が存在していますが、参考書などの場合は体系的にまとめられているのでゼロから学ぶ人にはおすすめです。
しかし、参考書の中にはプログラミング知識が前提のものもあるので、購入まえにある程度中身や評価を確認してから購入しましょう。
学習サイトを利用する
WordPressはHTMLやCSSなど他の言語との関係が深いため、使いこなせるようになるためにはプログラミングやコーディングに関する知識が必要となってきます。
そのためプログラミングサイトの多くはプログラミング言語のコースに加えてWordPressについてのコースを提供しています。
学習サイトであれば実際にWordPress操作しながらの学習ができますし、スマートフォンを使えば通勤時間やちょっとした隙間時間でも学習することができます。
私が利用したサービスの中で初心者にとっておすすめなのはProgateとドットインストールです。
これらのサイトは、ある程度であれば無料で学習できますし、月額1,000円程度で始められるのでWordPressやプログラミング学習をはじめたての人にはおすすめのサービスです。
プログラミングスクールに通う
短期間で集中してWordPressを身につけたいと言う人であればプログラミングスクールに通うというのも一つの手段です。
スクールの良いところは、当然体系的に学べるのはもちろんのこと、わからないことや躓いた際には講師の方に質問することができますし、一緒に学ぶ仲間もできます。
プログラミングやWordPressを独学で学ぶ際に挫折してしまう大きな要因は
「わからなくてつまずいてしまう」
「モチベーションを維持できない」
この2点です。
しかし、スクールであれば質問したら答えてくれる講師がいますし、質問していく中で自分でもネット上でどうやって調べたら解決できるのかといった”ググり力”が養われるのでスクールを卒業した後の問題解決能力も養われます。
また、一緒に学ぶ仲間がいるので周りとわからない部分の情報共有をしたり、やる気を維持することができます。
一緒に学ぶなかで将来的に一緒に働くチームメンバーに出会えるかもしれないのでそういった点でも良い方法です。
ただ、スクールに通う1番のネックは費用だと思うので、費用と上記の得られるリターンを考慮して検討してください。
おすすめ勉強ステップ
次にWordPressを学ぶ際におすすめの学習ステップをご紹介します。
私自身、勉強する際に余分なことなどを勉強して遠回りしてしまった過去があるので、みなさんには最短でWordPressを習得できるようになる7つのステップをご紹介します。
- 目標設定
- 必要な言語の基礎を習得
- WordPressの基礎を習得
- WordPressの環境構築
- つくられたサイトの模写
- WordPressでオリジナルのサイトを制作する
- WordPressでつくったサイトを公開
目標設定
WordPressに限らず勉強をはじめるさいに最も大事なのが目標設定です。
あなたはWordPressを学ぶこと自体がゴールになっていませんか?
WordPressはあくまでも目標達成のための手段にすぎません。
「副業で稼ぎたい」
「ブログなどのオウンドメディアを運営したい」
「アフィリエイト収入を得たい」
「ホームページ制作で収入を得たい」
こういった目標を達成するための”手段”としてWordPressはあるので、まずは自分がWordPressを使って何をしたいのかを明確にしてから必要なプログラミング言語やスキルを身につけていきましょう。そうでなければ不必要な勉強に時間などを割いてしまうことになるからです。
今回は仮にホームページ制作で稼げるようになりたいということを目標として設定します。
必要な言語の基礎を習得
自分の目標が決まったら、つぎは目標達成のために必要なプログラミングの知識を洗い出してみましょう。
例えば、ホームページ制作で稼げるようになりたいのであれば、HTML、CSS、JavaScript、PHPあたりの知識は必要になってきます。
しかし、安心してください。
すべての言語を完璧に使いこなせるようになる必要はまったくありません。
HTMLひとつ取ってみても完璧に使いこなせる人なんてほとんどいませんし、そうなろうと思ったら膨大な時間を要します。
コーディングする中でわからない箇所は調べる、それでいいのです。
プログラミングは学校のテストと違ってカンニングし放題なので、完璧に暗記、理解する必要はありません。
そのため、各言語の基本的な文法や使い方がわかれば十分なのです。
WordPressの環境構築
基本的なプログラミング言語を理解したら次はWordPressの基本的な使い方を学びましょう。
使い方を学ぶ方法としては、実際に自分で使ってみるのが最も効果的ではありますが、実際にWordPressを利用するためにはサーバーにWordPressをインストールする必要があります。
サーバーにインストールするためにはレンタルサーバーを用意する必要があり、レンタルサーバーには費用がかかるためはじめたての人には敷居が高いと思います。
そのため自分のパソコン内にローカル環境を構築して学習するのがおすすめです。
よくXAMPPをつかったWordPressの環境構築があげられますが、XAMPPの使い方は初心者にはわかりにくいため、個人的には「Local by Flywheel」を利用するのがおすすめです。
Local by Flywheelはダウンロードすれば直感的に操作でき、簡単に仮想のWordPress環境構築ができます。
私自身もはじめはXAMPPを使用していましたが、Local by Flywheelを見つけてからはそれしか使っていません笑
WordPressの環境構築ができたら、実際にテーマやプラグインなどを利用してみて自分のサイトやブログをつくってみましょう。
その中でわからないことは都度調べながらWordPressの基本的な使い方を習得していきましょう。
つくられたサイトの模写
WordPressが動作する環境構築ができたら実際にサイトをつくってみましょう。
しかし、いきなり素人が設計からデザイン、構築は難しいので既存サイトの模写からはじめましょう。
すでにあるサイトの模写をしているとデザインや構成、文章の見せ方などを同時に学ぶことができるので、ただサイトを真似するだけでなく、なぜこのデザインなのか、ターゲットは誰なのか、最終的な目的はなんなのかなどといったことも意識するとよいでしょう。
サイトの模写といってもいきなりデザインが凝ったものや動きがついているものは難しく、挫折してしまうよういんにもなるので、まずはシンプルなサイトからはじめることをおすすめします。
WordPressでオリジナルのサイトを制作する
サイトの模写でホームページ制作の要領がわかってきたら、自分のオリジナルのサイトを作ってみましょう。
具体的にサイトを作る手順は以下の手順で進めるのがおすすめです。
- ワイヤーフレーム・デザインカンプをつくる
- HTML、CSSでコーディング
- JavaScriptで動きをつける
- WordPress化
ワイヤーフレームをつくる
まずサイトを制作する際にはワイヤーフレームというサイトの雛形を作成します。
いきなりまっさらな状態からHTMLやCSSでコーディングするのは難しいため、白黒ベースのワイヤーフレームをつくってページ内のコンテンツをどのように、どんな順番で設置するのか下書きのようなものを用意します。
ワイヤーフレームつくったあとはワイヤーフレームをもとにデザインカンプをつくってコーディングする場合が主流です。
HTML、CSSでコーディング
できあがったデザインカンプをもとにHTML、CSSでマークアップ、デザインを整えていきます。
JavaScriptで動きをつける
HTML、CSSでのコーディングが完了したら次はJavaScriptで動きの要素だったり機能を構築していきます。
WordPress化
ここまでできたら、つくったサイトをWordPressに対応させるだけです。
初心者の方が注意する必要がある点は、WordPressはPHPというプログラミング言語で構築されており、PHPはサーバー上で動作しないプログラミング言語であるということです。
つまり、HTMLファイルをそのままWordPress内に設置したところでうまく表示されないため、PHPファイルとして読み込んであげる必要があります。
この記事では詳細の手順については解説しませんが、
「WordPress オリジナルテーマ作成」
「WordPress テーマ化」
といったキーワードで検索すれば具体的な方法が見つかるはずです。
WordPressで作ったサイトを公開
自分がつくったサイトをWordPress化して表示することができるようになったらインターネット上にサイトを公開してみましょう。
インターネット上にサイトを公開するために必要になるのは下記です。
- サーバー
- 独自ドメイン
- FTPソフト
まずは、インターネット上に公開するためにサーバーが必要になります。
こちらはレンタルサーバーを契約すればすぐに利用することができます。利用する際に毎月の費用が発生しますが、月に数千円程度なのでそこまで高いものではないです。
独自ドメインに関しても、レンタルサーバーに付随するサービスとして提供しているサーバー会社が多くあります。
また、独自ドメインを取得せずに初期ドメインでサイトを運営することも可能ですが、SEOや信頼性の観点からも独自ドメインを取得して運営するのが最善です。
独自ドメインの費用も高いものではないので取得するようにしましょう。
最後に、サーバー上に自分が作ったファイルをアップするために使用するFTPソフトが必要になります。
WordPressに限らずWEB制作においてFTPソフトは必需品レベルで使用するので用意しておきましょう。
WordPressの学習で挫折しないポイント
最後にWordPressを学ぶうえで挫折しないためのポイントをご紹介します。
- 目標を明確化する
- 習慣づくり
- 仲間をみつける
目標を明確にすることは目標達成するためにとても重要です。
おおざっぱな学習計画では目標達成できたとしても時間がかかることでしょう。また、場合によっては途中で学習自体をやめてしまうかもしれません。
目標達成する上で大事なことは、
「目標から逆算する」
ことです。目標から何を学習・習得する必要があるのか、学習・習得するためにはなにが必要か、今日は何をしないといけないのかというように将来の目標からいまの自分がやるべきことを逆算して行動することが重要です。
目標が定まったら学習習慣を身につけましょう。
人間の意志はとても弱いです。一度決意してやり通せる人というのはほんのひと握りしかいません。そのため、やるきやモチベーションに左右されないように学習習慣をつけて、どんな時でも学習を継続できる習慣を身につけましょう。
そして、勉強しながら一緒に勉強できる仲間を見つけましょう。
見つける場所はTwitterやオンラインサロンなどどこでもいいですが、一緒に切磋琢磨しながら勉強できる友人がいればモチベーションも維持することができますし、わからないことなどを確認しあったりできるためおすすめです。
まとめ
今回はWordPressを学習する方法をご紹介しました。
WordPressは日本国内でも需要が多く、副業としても稼ぎやすい魅力的なスキルですので、今回の内容をすこしでも参考にしていただければうれしいです。